当院で体外受精/顕微授精をご希望の方はこちらより動画をご覧ください
久しぶりに受診される方は、問診票をダウンロードの上、記入したものをお持ちいただくと待ち時間が短縮できます。
ご協力の程、お願いいたします。
他院での検査・治療歴がある方は、こちらもご記入下さい
基礎体温表はこちらからダウンロード可能です
通常のご夫婦は、避妊をされなければ、1年間で80%、2年間で90%が妊娠されるといわれております。
1年以上妊娠されない場合は、病院を受診された方がよいでしょう。
約¥8,000
※概算・保険適用内
片側卵管形成術: | 約¥150,000 |
両側卵管形成術: | 約¥280,000 |
※ | 概算・保険適用内 |
※ | 高額療養費制度の適用となるため(所得によっては適用外)、ご自身で手続きされると3か月後には自己負担額を超える金額(所得により金額は異なります)が返還されます。 |
※ | FTを試みたが、卵管口にカテーテルが入らず不成功だった場合でも、使用器具が使い捨てのため、片側分の料金をお支払いいただきます。 |
※ | 民間保険の入院・手術保険の支払いの対象となりますので、診断書が必要な場合は、当日持参し、受付に提出してください。(加入されている保険の種類によっては該当しない場合もありますので、あらかじめご確認ください) |
以前は、卵管閉塞の治療として、開腹手術による卵管開口術や体外受精が選択されていました。
近年、内視鏡手術の進歩により、子宮の入り口からアプローチして、卵管内部の癒着を治療する卵管鏡下卵管形成術が開発されました。身体への負担も少なく、卵管を元の太さへ戻すことで自然妊娠への道が開けます。
適応のある場合は、医師が手術をお勧めいたします。但し、卵管采(卵管の先端部分)付近で閉塞している場合や、お腹の中でひどい癒着が予想されて、自然妊娠が困難な場合は、お腹からアプローチする腹腔鏡を選択し、この手術の適応にはなりません。
また、FTバルーンが様々な原因により卵管内にうまく挿入できない場合があります。うまく挿入できても卵管内の癒着が強くて再開通できないこともあります。
この手術で75.5%の卵管が再開通します。術後1ヶ月して再び卵管造影を行います。卵管造影後に卵管通過を確認できた最終的な卵管通過率は53.3%です。FT実施後の一般治療(タイミング・人工授精など)での妊娠率は、53.8%です。FTを受けてから妊娠までの期間は、3~4ヶ月が平均となっております。
妊娠される方の90%は、術後6ヶ月以内です。
この手術で開通できない場合、術後すぐに再閉塞した場合は、患者様の状況に応じて、体外受精などの治療変更を相談することになります。
副作用:麻酔に伴う危険は他の手術と同程度です。腹腔内に出血をおこし、入院を必要とする可能性がまれにあります。手術後に腹痛や少量の出血、発熱を伴う可能性があります。妊娠された場合の子宮外妊娠の可能性はありますが、自然妊娠と比べ有意に高いものではありません。
細い内視鏡(卵管鏡)を内蔵したカテーテルを膣から子宮へと挿入し、卵管に近づけます。
カテーテルに内蔵した風船(バルーン)を膨らませて、卵管内へ進めます。
さらに閉塞部まで進めて、詰まっているところを広げます。
バルーンを回収する際、卵管内の様子を、卵管鏡を使って観察します。
患者様に卵管内の状態をリアルタイムで確認していただくため、原則として局所麻酔で手術を行います。卵管内をバルーンが通る時や、卵管内の通りを良くする薬液を流す時に痛みがありますが、卵管が開通する自覚症状ですので、頑張って乗りきってください。
痛みは個人差がありますが、全く痛くない、生理痛みたい、お腹を壊したときみたいなど様々です。
ご希望により、静脈麻酔をいたしますが、その場合はリアルタイムの映像はお見せできません。
術後は、痛みがあっても15分位で消失いたします。痛みが強い場合は、痛み止めの座薬を使用します。
感染予防のために抗生剤の薬を処方しますので、夕食後より服用してください。
手術当日は安静にしていただき、入浴は控えてください(シャワー浴は構いません)。翌日からは、日常生活が可能です。
3~4日は少量の出血があるかもしれません。
術後の性生活は、翌日からのタイミングをお取りいただいて構いません。卵管が開通した方から排卵している場合は、積極的に試みることをお勧めいたします。